2007年07月02日

平屋間取と新しいライフスタイル

 新しい「ライフスタイル」を象徴するものとして、台所の位置があります。これは、「平屋間取」でもいえることです。

 茅葺屋根の家の特徴として、食事をつくる台所と食事をするための板間は別々にありました。もちろん、隣接はしていますが、台所は土間でしたので、そこへ上がり下りするためには、履物を脱がなければならないという不便さもありました。

 私の実家は、その家を取り壊すまで台所の改装はしませんでした。しかし、日常の炊事スペースと食事スペースを同じ場所にして、しかも、食事はテーブルとイスでするという家庭も増えてきました。

 その後、台所の流し台やコンロ台、調理台などの諸々のセットを別のスペースに移し、食事のためのテーブルと応接セットを同居させるパターンが出てきました。「堀こたつ」のところで書いた「応接間」を廃止して、その代わりに親しい友人は自分の生活空間まで招き入れるというスタイルです。

 そして、いまは「アイランド型キッチン」といって、リビングの一部としてキッチンセットが陣取るスタイルが主流になってきています。その利点として、家族に背を向けて料理をするのではなく、対面式で会話をしながら準備をすることができるからです。また、主婦だけに料理を任せるのではなく、家族や友人が参加して料理づくりをするという「ホームパーティ」も浸透してきたのではないかと思います。

 キッチンセットが窓際ではなくリビングの真ん中にあると、匂いや煙の心配もあります。また、食材の切れ端や残飯ごみの置き場の問題もあるので、アイランド型キッチンを経験したことがない私は、心配に思うこともあります。しかし、これも新しい時代のライフスタイルなのでしょう。

ひとつ屋根の下での「二世帯住宅」も、いろいろなパターンがあります。1階と2階を玄関も含め完全に分離するタイプや、いくらかは共用スペースをつくるタイプなど、個々のライフスタイルによってさまざまです。

家を建てることは、一生に一度あるかないかの大きな買い物です。家族みんなが仲良く、気持ちよく過ごせる家であってほしいと願いたいものです。
 
posted by 平屋 間取り at 01:51| 平屋 間取り