2007年07月02日

茅葺屋根の家の間取

 日本家屋といえば、茅葺屋根の家をなつかしく思い出します。茅葺屋根の家の居住スペースは「平屋」でした。

いま、茅葺屋根にそのままの状態で住んでいる人は少なくなりました。茅葺屋根の家は、定期的に屋根の修復をしなくてはならないという面倒さがあります。茅そのものが少なくなり、それを扱って屋根を修復できる職人さんも高齢になり、後継者不足になってきたからです。そういった事情で、茅葺屋根を保存することが困難になってきました。

 茅葺屋根でまっさきに思いつくのは、「合掌づくりの家」で有名な岐阜県の白川郷です。集落のいたるところに、いにしえの茅葺屋根の家が残っているため「世界文化遺産」に登録されています。あの茅葺屋根があちらこちらに建っているのを見ると、一昔前にタイムスリップしたような気分になります。

 私の実家は、合掌づくりではありませんが、典型的な茅葺屋根の家でした。現在の「瓦葺2階建」に建替えたのが1980年ですので、幼いころの記憶はどんどん薄らいできています。しかし、眠っているときに見る夢に出てくる家は、いつも茅葺屋根の家なのです。ことし77歳になる父親も同じことをいっていましたので、大変興味深いものです。
 
 実家の茅葺屋根の家が新築されたのは、祖母が嫁いでくる前だと聞いています。1898年生まれの祖母は、もし健在なら109歳になります。祖母が嫁いできたのは17歳のころだったと聞いた記憶がありますので、1915年前後だと推測されます。

茅葺屋根の家を1980年に取り壊すまで、65年間ありました。その間、生活様式の変化に合わせ、家の内部は改装を繰り返してきました。しかし、台所のスタイルは昔のまま、洗面所のない状態でした。加えて雨漏りもひどかったので、居住には限界を感じていました。

それでも、築数百年という古民家を求めて住んでいる人もいるくらいですから、改装の手を加えれば、まだまだ居住には耐えられたのではなかったかと思っています。
posted by 平屋 間取り at 01:49| 平屋 間取り